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・甘い甘い罠
・元気な君が好きだから
・ゾロの苦悩





























元気な君が好きだから




いつものように船上で筋トレをした後。

シャワーでも浴びてから、一眠りしようと
バスルームのドアを開けた瞬間


そこには、裸のサンジがいた。




「うわっ!びっくりした・・・
音もしなかったから、いると思わなくて・・・すまねぇ!」

心臓が止まりそうな程ビックリした。
見慣れてるはずのサンジの体を
明るい光の下で見せられて
別の意味でドキドキして
慌てて、ドアを締めた。


「おいゾロ、他に誰もいないんだし
一緒に入れば?」
腰にタオルを巻いたサンジがドアを開け
俺の腕を引っ張る。

「いや・・・いいって。男二人じゃ狭いし」


「そういうことじゃねーんだよ」そう言いながら
俺の唇に自分の唇を重ねて
器用に俺の服を脱がして行く。

「んっ・・・・っ・・・」
キスをされている間に、器用に洋服を脱がせ
洋服は下半身だけとなった。

「ほら、こいよ・・・。」
サンジがバスルームのドアを開けて待っている。



「わかったよ・・・。」
俺は、全て洋服を脱ぐと
タオルを取る間もなく
腕を引かれてバスルームに閉じ込められた。

壁に押し付けられ、再度唇を重ねられる。
やられっぱなしは癪に触る。

サンジのピンク色の乳首を、指先で摘んだり
優しく触れてやると、ピクッと身体を震わせ重ねた唇の隙間から甘い声が漏れる。
「んっ・・・・っぁ・・・んっ・・・・っっ・・・」

乳首を愛撫しているだけでタオルが外れ、
あらわになったサンジのペニスが頭をもたげ、俺の腹を濡らしている。

唇を離し、頬、首筋を伝って左側の乳首を舌先で舐めあげるとビクビクと
身体をさらに跳ねさせ俺の腹に白い液体を飛ばしてしまった。


「てめ・・・っ・・・もう・・・いじんな・・・」
サンジが自慢の脚で俺の腹に蹴りを入れた。
恥ずかしそうに、頬を赤く染めている。

「今日はどうした?いつもよりはえーな?それに、また凄い溢れ出してる。
後ろの穴までトロトロだ。」
にやりと目の前で笑ってやると、今度はグーでパンチが来た。
俺は慌ててこぶしを掴むと、そのまま壁に腕を押さえつけて
再び、乳首を愛撫し始めると敏感になっている乳首がツンと立ち上がり
サンジの口から甘い声が溢れ出してくる。

「んっ・・・・あっ・・・てめっ・・・そこばっかり・・・やめ・・・ろっ」
体を引き離されると、俺の手を掴みそそり立つ自分のペニスに触れさせた。

「もう・・・焦らすな・・・っこ・・・ここ・・・触って・・・」
片腕で真っ赤になった顔を隠しながら、恥ずかしさで震えている。

俺は云われたとおりに、ペニスに口づけし舌で根元から舐めあげた。
甘い声が次から次へと溢れ出してくるが、
風呂場のため声が外に聞こえないか不安そうに唇を噛み締めていた。

「んっ・・・ふぁ・・・っん・・・んっ・・・」

「まだ、余裕があんのか?
そんな、気ぃ使ってられないほどシてやるよ」

もう、すでにぬるぬると指を簡単に受け入れる蕾を三本の指で掻き混ぜてやると
背中をのけぞらせ、甘い鳴き声を上げた。
サンジの指に力が入る。

「あぁぁっ!!!そこ・・・ぃ・・・嫌だっ・・・」
敏感な部分を執拗に攻め、限界まで高ぶらせる。
指を抜き取ると透明な糸が指を伝う。

「っ・・・なんで・・・」
指を抜かれたことが不満の様で
うっとりした表情で、いきなり俺のものをしゃぶり出した。
何度やっても慣れねぇフェラ。
一生懸命なのはうれしいが・・・。
俺は、サンジ自身に咥えて貰った方が気持ちいい。

上の空の俺に衝撃が。
「おいっ・・・もっと・・・ここに指入れて掻き回して・・・」
サンジが俺のペニスを舐めながら、両手で蕾を開いている。
舐められているので、そのすばらしい格好は見えないが
絶対に今まではやった事のないような恥ずかしい格好をしている。


見たい!!!


サンジの口から自分のペニスを抜き取ると
腰だけ高く上げ、挑発的なポーズを取っている
尻側に回った。

鼻血が出そうだ・・・。


熟れた蕾がぱっくりと口を開き
よだれを垂らしている。

これは、すぐにでも挿れたいが
もう少し焦らしてやるか。
まだ、恥ずかしそうにしながらも
蕾を両手で開いて待っているサンジの蕾に舌を差込み
内側を丹念に舐めあげる。
そんな事、今までほとんどやってやった事などあるわけもなく
サンジは、少し舐められただけでイッてしまった。
「あ゛ぁぁっ!!」

「休んでる間はねぇぞ。」
一度も達していないペニスを、蕾に差し込むと
柔らかくて、きつく締め付ける穴に夢中になり
早くイきたくて、強い快感を求めて
激しく腰を打ち付ける。
イったばかりのサンジのペニスを弄ってやると
穴が収縮するように締め付けてくる。

「あっ・・・ぅっ・・・あっ・・・あ゛ぁぁ・・・やめっ・・・触る・・・なぁ・・・」
「くっ・・・そんなに・・・締め付けんなよ・・・もう・・・出ちまうだろうが・・・」
「ぁん・・・しらな・・・おま・・・ぇが・・・触るから・・・俺・・・また・・・」
サンジが達すると同時に、今までより強い締め付けに
中に濃く大量の精液を吐き出していた。


「んっ・・・はぁ・・・はぁ・・・ゾロ・・・まだ足りねぇだろ?
俺ばっかイっちまって・・・悪いな・・・もっと・・・てめぇの気ぃ済むまで
ココ使っていいから・・・」
涙目のサンジが、俺の精液が溢れ出している穴を広げて微笑んだ。

「そんな、可愛い事云ってやがると失神しても止められねぇぞ?」
「いいぜ、俺が失神するまでやれよ。」
「まっ、そういわれてもすぐに突っ込むってわけにもいかねぇから
口、貸してくれよ。歯は少し開いて、唇はしっかり閉じとけよ」
サンジの唇を触りながら云うとおりに出来たかどうか確認する。

「入れるぞ・・・」
しっかりと閉じられた唇にペニスをあてがいゆっくりと口の中に入れると
生暖かく、ぬるりと湿った感触に包まれた。
「悪ぃな、少し頑固にする。」
サンジの頭を掴み、喉の奥まで激しく腰を上下に振ると
唇の締め付けがなんとも云えないほどの快楽をもたらしてくれる。
サンジは苦しいだろうが、すっげぇ気持ちいい。
先っぽが上顎のざらざらした部分で擦られるとすぐにイッちまいそうなくらい。
それに、喉の奥で締め付けられるのもイイ。
しかし、喉の奥まで突っ込みすぎてサンジが何度か嗚咽を漏らすのが少し悪いなと思うが

はぁ・・・もう、イきそうだ。

「んっ・・・んっ・・・っ・・・ぇ・・・」
サンジももう、息が苦しそうだし、やめてやるか。
「はぁ・・・はぁ・・・そろそろ、出すぞ・・・」
「んっ、このまま出していい・・・っふ・・・」

限界が近づいてくる。
サンジを、気にしていられる余裕はない。
より一層強く・・・強く・・・強く・・・
サンジの頬、上顎、喉全てを使うと強い快感の波が打ち寄せる。

でる。
「んんっっ!!!・・・っ・・・ふっ・・・・はぁ・・・・はぁ・・・・」
ごくりと喉を鳴らして飲み干した。
「悪ぃ・・・な・・・」
「別に、いい。今度はこっちに・・・シろよ・・・」

サンジに求められるがまま、その後何度も失神するまで抱いた。




しかし、あいつはいつ寝てるんだ?
次の日の朝も、いつもどおり朝飯を作って俺たちを迎えたり。
寝坊なんてした事ないよな・・・。


朝食を終えると、ナミに聞いてみることにした。

「おい、ナミ。あいつは、いつ寝てんだ?」

「サンジ君の事?サンジ君は、あんたみたいに暇じゃないし、
いつもどのくらい睡眠時間取ってるのかしらね。

私が起きて行くともう朝食が出来上がる寸前だし。
お料理って食べるのは簡単だけど用意するのって本当に時間かかるのよね。
それに、サンジ君て一人ひとりの体調管理を凄く考えているから
余計に手間が掛かってるんじゃないかしら。

私やロビンだったら、美容にいいもの、あんただったら体鍛えるのにバランスのいい野菜やお肉を入れたり
ルフィだったら、肉ばっかり食べるから、上手く野菜を取らせる様にしたりとか
凄く考えてくれてるのよ?感謝しなきゃね!
しかし、あんたがサンジ君の事心配するなんて、どういう風の吹き回し?」



腕を組みニヤリと笑うナミに、心を読み取られているような気がして
「別に・・・。」と言った。

「あんた、顔に出てるわよ」
笑いながら、去っていくナミに俺は頭を掻くしかなかった。

求められるままに失神するまであいつを抱いて、次の日まで影響がないわけがない。




キッチンに入っていくと、おやつの準備をしていた。
「おい」
「あぁ、どうした?おやつは、まだかかるぞ」
手を止めないまま、俺がおやつ目当てで来たような言い方だ。

「別に、おやつ目当てで来たんじゃねぇ。てめぇの睡眠時間の事だ」

一瞬、手が止まったが、何もないかのように再び手を動かし始めた。
「睡眠時間がどうしたって?」

「俺も悪いが・・・その・・・寝てないんじゃないのか?」

「・・・ちゃんと寝てる。
てめぇは、俺の心配なんかしてないでいつも通り筋トレしてろよ。
あとで、俺様特製のおやつ持って行ってやるから。」

振り向いて微笑んだ笑顔は元気があるようには見えなかった。

「わかった、今日は俺と一緒に寝てもらうからな。」
「なっ、んなことするわけねぇだろ!!それに他のやつらに怪しまれる」

「てめぇの言い分は聞かねぇ」
俺は一方的に言い放ち、キッチンを後にした。

その夜、夕食を終え片付けが終わったところを見計らうとサンジの腕を掴み
毛布の上に転がした。

「いって・・・てめっ、まだ明日の朝ごはんの下準備もしてねぇのに連れて来やがって」

「おっ、サンジたちはそこで寝るのか?」
ルフィがハンモックの上から俺たちを見下ろしていた。

「おお、今日はここに二人で寝る」
毛布の上でジタバタしているサンジを抱き寄せながら横たわった。

「寝ねぇよ!!放せ、この馬鹿ぢから!!」
腕の中でまだ、もがき離れ様としている。

「仲いいなぁ・・・」
そう云っただけで周りのやつらもすぐに眠りに落ちていった。

「いい加減諦めて、大人しく寝ろ」
自分の体の方に抱き寄せると、大人しくなった。
「・・・わかった、てめぇには降参だ。」


お互いの体温が眠りを誘う。
二人で毛布に包まり、朝まで目が覚めることはなかった。
翌朝何で目で覚めたかというと、こいつが飛び起きたからだ。
見回すと、他のやつらは部屋に居ない。

「っ!!朝食っ!!!」
サンジについて甲板に出ると、ナミたちが朝食を食べ終わるところだった。

「ナミさん、ロビンちゃんごめん。朝食・・・・」

「いいのよ、サンジ君疲れてるみたいだったから私たちが作ったの。
サンジ君のお料理みたいに上手く作れなかったけど」

「私たち、コックさんに甘えていたわ。コックさんも疲れているのに・・・気付かなくてごめんなさいね。」

「いや・・・ナミさん、ロビンちゃんまで。男共はどーでもいいけど、ナミさんとロビンちゃんの分の食事は俺が・・・」
身振り手振りで、自分が作ると言い張っている。

「本当に大丈夫よ。今日のコックさんとても元気みたい、いつも元気なコックさんがいいわ。
今日はとても幸せそうに眠っていたし。」

ロビンにそう云われて、固まった。

「見たの・・・?」

「ええ。」とにっこりナミとロビンに微笑まれ
怒りの矛先が、俺に変わった。

「てぇめぇー!!!」

俺と敵対している方がよっぽどいい。
大切なあいつには、いつも元気でいて欲しいから。

あいつの作る飯は最高に美味くて、好きだ。
ホントは、すげぇ感謝してる。
いちいち、いわねぇけど。


End

H23.1.24
春夜