僕のもの


「せんぱぁーい!!」

先輩が署に戻るってくるなり、僕は、青島先輩の元に駆け寄った。
「あれ?真下どうしたの?本庁のネゴ・・・なんとかは、湾岸署に移動?」
先輩は、緑のコートを椅子にかけて、僕の方を向いた。

「ネゴシエーターですよ!!先輩!!僕、今日は研修で湾岸署に来たんです。」
先輩が「そうなの?」と呟き。
「本当は、本店追い出されたんじゃないの?」
と僕を指差して笑った。
「違いますよ!!僕は、先輩に会いたくて湾岸署を選んだんです!」
そう、答えると、どこからかすみれさんの声が聞こえてきた。

「愛されてるわね!青島くん♪真下君私にもコーヒー入れてー?」
外から戻ったすみれさんが、自分のデスクに戻ったのを見て、僕はすみれさんにコーヒーを
差し出した。
「みんなから、愛されて・・・俺って罪な男・・・」
皆で『はい。はい。』と半ば呆れた返事をして笑った。

「先輩に・・・ちょっと、お願いがあるんですけど・・・」
「どんな用事なの?」
「ここじゃちょっと・・・」と僕は先輩の耳元で周りを見渡すフリをして囁いた。
「じゃあ、パソコンのある部屋にでも行く?真下が居れば課長だって、平気だし。」

先輩から鍵のかかる部屋を指定してくれて僕は心の中で笑った。
「先行ってて下さい。コーヒー持って行きますから」
先輩は手を上げて、僕に返事をするとパソコンのある部屋に向かったみたいだ。

あの部屋はいい。
仮眠をとる人の為にソファーベッドがある。



好都合・・・・。




僕は、コーヒーの中に薬を入れた。
ちゃんと残らず溶けるように、よくかき混ぜた。


先輩に薬入りのコーヒーを差し出す。

「で、俺に用事って何?」
何も知らない先輩はコーヒーを次々口に運んだ。
僕は、多くの薬が先輩の体内に取り込まれるように頃合を見計らって
口を開いた。
「・・・先輩を抱かせて欲しいんです。」
コーヒーを飲んでいた先輩は僕のセリフを聞いた途端・・・むせた。

「ゴホッ・・・ちょっと待って・・・俺には、そんな趣味ないよ・・・。抱くのは好きだけど、抱かれるのはちょっと・・・。」
先輩が、そう言い終わるか終わらないかの内に、薬の効果が現れ始めた。

「ねぇ・・・真下・・・・何か薬入れた・・・?」
先輩の手が隠すように股間の部分に動いた。
隠していても分かる。
スーツの薄い生地がその内側にあるものに押されて膨らんでいる。
「入れました。一人じゃ処理しきれない程の強力な薬を・・・」

先輩の息が荒くなっていく。
「はぁっ・・・はぁっ・・・・真下・・・何で俺・・・・」
先輩の潤んだ瞳が立ち上がった僕を見上げる。


「好きだから・・・・ですよ。
他に方法を考えたけど、僕には・・・こんな方法しか先輩を手に入れるコトが出来ない・・・」


こんな方法じゃなくたって、先輩が僕を好きになってくれる確立が少しでもあるなら・・・何だってする。
素直に告白するコトだって・・・・ちょっとは考えた。
だけど・・・いくら頑張っても先輩は室井さんを好きだから・・・僕を好きになってくれる確率なんて0に等しい・・・。
だから、今日だけ先輩を下さい。




「ちょっ・・・真下・・・何してんの?」
先輩の手を取り、素早く後ろ手に手錠をかけた。
「真下っ!!!ダメだって・・・これ外し・・・・っ」
先輩の膨らんだ股間を手のひらで擦りあげると、先輩は身体をビクッと反応させた。
「真下・・・触るなっ・・・」
「ダメですよ?今日は、僕が先輩を抱くんだから・・・。
たくさん愛撫してあげるのは当たり前ですよね?」

先輩の言葉を無視するかのように、僕はズボンのチャックを下ろし、先輩自身を空気に触れさせた。
すると、それは更に硬く熱くなって、先走りを溢れさせた。

「っ・・・はぁ・・・はぁ・・・・」
「先輩イきそうですね・・・。これ、どうして欲しいですか?」
「ぁ・・・・触って・・・・ほしっ・・・」

僕は、素直な先輩が可愛く思えた。

「クスッ・・・分かりました。」

僕は、ゆるゆると強弱を付けて上下にマッサージをするかのように動かした。

「っ!!!!はぁ・・・はぁっ・・・真下・・・ちょっ・・・も・・・ヤバ・・・っ!!!!」

先輩は、僕に触られてイってしまう恥ずかしさでジタバタと暴れた。

「真下・・・放して・・・っはなせ!!!」

先輩が一層暴れる。
先っぽがパクパクと先走りを溢れさせもうすぐ、イきそうな様子が見て取れる。
僕はすかさず、先輩のを口に頬張り舌で裏筋を弄りながら
上下に頭を動かした。

先輩は唇を噛み締めてイかない様に我慢してる・・・
でも、薬が効いてるから我慢なんて絶対に無理。

「真下・・・・ましっ・・・っっっぁ!!!!」
先輩の熱い液体が口の中に放たれた。
ゴクリと喉を鳴らして一滴残らず飲み干した。


「はぁ・・・はぁ・・・っぁ・・・また・・・」
イったばかりのぺニスが、すぐに熱く硬くなるのがわかる。

「先輩・・・僕の受け入れてくださいね。ちゃんと痛くないように準備しますし
薬・・・効いてるから、ものすごくイイはずです。」

「ふざけんなよ・・・真下!!・・・外せ・・・っ・・・」

暴れる先輩を押し付けて、ズボンと下着を一度に脱がし
指先にローションを絡めた。

「先輩、少し冷たく感じるかもしれません。」
一言謝り、今まで誰も触れたことのない蕾を開く。

先輩のバックバージンは、あの室井さんでさえ奪ったことはないと確認済みだ。
「あ゛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!!・・・ま・・っしたぁ・・・」



何度か指を出し入れすると、感じ始めたのか甘い声が上がるようになった。
「真下・・・もう勘弁してよ・・・俺・・・っ・・・初めてなんだから、入るわけないって・・・んっ・・・」
「大丈夫ですよ。結構感じてくれてるでしょ?後ろの穴だけで・・・。」

ペニスからは、トロトロと汁が溢れている。
口から発する言葉は嘘ばかりだ。

「やめ・・・ろって・・・嫌だ・・・」
僕は、ペニスで蕾の入り口を弄ってみると、先輩の体は想像以上に敏感に跳ね上がった。
後ろ手に手錠をかけているせいで、腰が自動的に上がっており
股間の部分は丸見えだ。

ペニスは熱く硬くそそり立ち、アナルは柔らかく開いている。
脚を開いてまじまじと股間を見ると
先輩は、恥らう女のように顔を真っ赤にして顔を背ける。
僕、こういう趣味はほとんどないんだけど、気持ちが解る気がしてきた。
ゾクゾクする。

ペニスを手で包み上下に扱いてみると、すぐにペニスの先から白い液体が飛び散った。
「はぁ・・・はぁ・・・ました・・・もっ・・・やめよぅ・・・って・・・」

もっと、いじめたい。
ペニスを口に含んで攻め立てたい。
本能が求めている、先輩のペニスを味わって記憶したい。

口に含むと苦いものが口いっぱいに広がった。
先輩の腰が快感で何度も跳ね上がる。
それでも、放したくないもっともっと先輩の味を知りたい。

今度はアナルを舐めてみた。
さっき以上に感じている。
もっと・・・もっと・・・欲しくて先輩のアナルの中を舐めていく。
奥の方は、舌が届かないから指を入れてみたけど
まだ足りないみたいで、結局ペニスで先輩の奥の奥を味わってみたくなった。

「あ゛ぁぁっ!!!!あ゛ぁぁっ!!!!あ゛ぁぁっ!!!!」
ゆっくり、ゆっくり先輩のアナルを味わう。
ぎゅうぎゅうと強く締め付けるアナルをペニスで広げ奥に進めていく。
進めるというより、どんどん飲み込まれてしまう。
とうとう、根元まで入ってしまった。

ずーっと入れっぱなしにして、先輩と繋がっていたい。
でも、先輩のアナルはそうはさせてくれない様で、ぎゅうぎゅうと僕のペニスを締め上げて
すぐにイってしまいそう。
このまま、繋がった状態で先輩のアナルに身を任せて一回イッてしまおう。
そうすれば中が今以上にすべりがよくなる。

「あー・・・先輩。もうイきそうです。中で出しますから、受け止めてくださいね」
「やめろっ・・・中で出すな・・・っぁ!!!」
僕は一度目の射精を先輩の中で行った。
二度目は、先輩のアナルが悲鳴を上げるほどに激しく突き上げて、嫌がる先輩が見たくてもう一度中で出した。
三度目は、先輩のペニスの射精を何度も引きとめながらペニスとアナルの二箇所を攻め上げて先輩の精液と
僕の精液が先輩の顔に掛かるように射精した。

あとは、ひたすらアナルを弄って弄って弄って、アナルだけでイけるように仕込んだ。
射精はしなかったけど、僕のペニスの形になるようにアナルにずっと入れながら
ペニスを弄ってあげると先輩は何度も射精した。

アナルに僕のペニスと指が何本か入るようにもなった。


先輩は、僕の虜になってくれた。
薬が抜けて正気になっても、アナルが疼くと何度も僕のペニスを欲しがってくれた。


いつかは、離れていってもいい。
夢でもいい、一瞬でも先輩が僕のものになったんだ。


End
2010.01.03
春夜