チャイムが鳴ったら



手塚だけがいない部室。


僕に罰が当たった。

部室にいたのは、
乾、大石、英二、越前、桃。

多分計画的だった。

中では一番身体の大きい乾に口を塞がれ、はがいじめにされた。


「んっ!んんっ」
びっくりして、その手から逃れようとしても
桃と英二に両腕を掴まれて
大して抵抗も出来ないまま
僕は部室の中央に設置されたベンチに
仰向けに寝かされた。タオルで口を塞がれ、腕を繋がれて…。
抵抗出来ない状況になっていた。

「ん…んんっ…」
見慣れた、いつもの仲間の筈なのに
裏切られて、恐怖さえ感じていた。

「なんでこんなことになっているか、理解出来てる?」
最初に口を開いたのは越前だった。

僕には思い当たる節があった。
以前、手塚との事でイライラした時に
みんなに八つ当たりして、強姦未遂をした。

「どうやら…分かってるようだね」
乾の眼鏡が鋭く光る。
「だったら、話は早そうだね!みんな…始めよっか」
英二の言葉を合図に、僕のワイシャツははだけられ
ズボンも脱がされた。

「んんーっ!」
首を横に振って無駄に抵抗をしてみても、
行為はエスカレートするばかりで。
下着の上からいじられて
自然に身体がビクビクと反応する。

「ひぅ…っ…んっ…!」

「不二先輩?下着汚れて来ちゃいましたよ。ほら、染みが…」
越前が笑いながら、僕のモノを擦り上げる。


手出ししないように言われてるのか・・・
大石は心配そうに僕を見ている。


「んんっ!・・・っ・・・っ・・・ゃぁ・・・」
僕は意図もカンタンに下着をベトベトに汚した。

「あー・・・もう出しちゃったね?溜まってたのかな?
それとも、越前がイイトコ触ったのかにゃ?」
英二が僕の敏感になっているモノを下着の上から人差し指でなぞる。
ビクッと僕の身体が跳ね上がった。
指はそのまま、下がって行き
固い蕾を下着の上から刺激する。

「っ・・・ふ・・・」

「苦しそうだな?」
僕の口元のタオルを乾が取ると
乾が僕にまたがって、乾のモノを僕の口に押し付ける。

「や・・・っ・・・・いぬ・・・い・・・!?」
「舐めて。コレ・・・好きだろ?」
そう言うと、無理矢理口を開かせて
喉の奥まで押し込んできた。

「んんっ!!!っ・・・っ!んっ・・・んっ・・・ぁっ」
口いっぱいに乾のモノを頬張り
にがしょっぱい味が口の中に広がる。

「んっ!んっ!」
僕の口でピストン運動を繰り返すたび
喉にまで乾のモノがあたり、苦しくて涙が溢れだす。

その間にも僕の下半身はズボンも下着も剥ぎ取られ
膝裏を宙に掲げられて丸見えになったモノと蕾は
いいように弄ばれている。

僕自身は英二の湿った舌と口が絡まり
蕾からはグチュグチュと僕に音を聞かせるかのごとく
英二の指と越前の指が何本も入り掻き混ぜたり
前後に出し入れしたり越前の舌で執拗に攻め立てられる。

乾の息遣いが荒くなる。
「不二・・・出すよ。飲む?それとも、顔にかけて欲しい?」
僕はどちらもしたくなくて首を横に振ると
「ほら・・・はぁっ・・・はぁっ・・・イくよ・・・イくよ・・・」
選択の余地もなく、僕の口の中にドロっとした生臭い液体を
流し込まれた。
僕が飲む事を躊躇していると、乾が僕の口元を手で塞ぎ鼻を摘んだ。
「んんっ・・・・んっ・・・んっ・・・」
息が出来ないのが我慢できなくて、ゴクリと喉を鳴らして飲み込んだ。
不味いし、苦い・・・。
「はぁ・・・はぁ・・・ぁっ・・・あっぅ!?」

ゴリっと前立腺を探し当てられ、執拗に二人の四本の指が
グリグリと刺激する。
射精感に似た感覚が波のように押し寄せられ身体がビクビクと跳ねる。
先っぽからは、てらてらと透明な液体が溢れだしている。



「ねぇ・・・大石、さっきからそこで突っ立ってるだけで面白いかい?」
空気のように気配を消していた、大石に乾は問いかける。
硬直していた大石は、心配そうに僕を見た。

「大石先輩の・・・おっきくなってるっスね?」
桃が、大石の後ろから手を伸ばし
ズボンの前の膨らみを形に表す。
マッサージするかのようにソコを揉むと余計に硬く張り詰めた。
「あっ・・・桃城・・・!」
桃がズボンの前を開け、硬く勃起した大石のを取り出した。

「不二・・・っ・・・」

大石は背中を桃に押され、僕の大きく開かれた脚の間に立たされた。
「おお・・・いし・・・いや・・・だよ・・・いれないで・・・」

僕は、英二が許すはずがないと高をくくっていた。
それなのに、英二が大石の背中を押していた。

「ほら、今日だけ不二に入れてあげてよ」
大石は、申し訳なさそうに僕のドロドロになった蕾に自分をあてがいゆっくりと入れ始めた。



桃がそれを見て、大石の腰を強く押した。
その瞬間に、拓かれていない奥まで貫いた。
「ひっ・・・・ぁぅっ・・・っああああ・・・」

その後は、ただただ強く上下に腰を深く突き入れられ頭の中がぐちゃぐちゃになった。
僕が何回イッてもお構いなし、口も下も空いている間もなく次から次へと僕の中に入った。

僕の体中が精液にまみれても止まなかった。

助けなんて来るわけもなく、時間だけが過ぎていった。




外で6時のチャイムが鳴っている。
その音で目が覚めた、いつの間にか気を失っていた。

僕は、部室のベンチの上で精液にまみれて横たわっていた。
周りには誰もいない。

立ち上がると誰のものかわからない精液が後ろから漏れて脚を伝った。

夕日が窓から中に差し込んでいる。
その光を見つめると
僕は、自業自得だって解ってるのに
涙が出た。
悲しくて、悔しくて、虚しかった。

あと30分で手塚が部室の最終チェックにくる。
それまでに体をきれいにしておかないと。

何事もなかったように振舞わないと。
いつものように笑顔でいないと。

悟られちゃダメだ・・・。
自業自得なんだから。



end

09.12.24
春夜