えっちなDVDを見た時は・・・・
ひとつの事件が終わって久しぶりに青島の部屋に来た。
何も変わって居なくてほっとする。
唯一息を抜ける場所になっていた。
「じゃあ、俺も風呂入っちゃいますね?」
そういって、さっき青島は風呂に行った。
暇だ・・・。
青島が少しでもいなくなると、途端にすることがなくなる。
「テレビでも見るか・・・・」
あまりにも暇でテレビでも付けて見たが・・・面白いのがやってない・・・。
「ん?DVDデッキの電源入ったまんまじゃないか・・・」
消そうとデッキに近づいたとき、リモコンに当たって・・・・
・・・・・ヤってるシーンが映し出された。
「なんだ・・・??これか?」
DVDをどうやら再生したらしい。
結構、恥ずかしいシーンが映し出されている。
これは・・・ローションぷれいというやつらしい・・・。
デッキの辺を探して見ると、見つかる見つかる。
エロDVDが。
「青島もこんなの見るのか・・・・」
青島がこんなの見てると思わなかった・・・。
私を抱いているのに、まだ足りな・・・
いやいやいやいや!!!!!
今、何を考えていたんだ!私は。
そんなこと、思ってないぞ!
いろいろ、漁っている内に青島が風呂から出てきた。
「いいお湯でしたよ〜♪うわっ!!!何やってんスか!!!!」
ご機嫌で出てきた青島は、ぎょっとして慌てて駆け寄ってきた。
「暇で・・・」
私が、少し喋り出すと青島がニヤリと笑った。
「室井さんもこう言うの好きですか?今入ってるDVDいいんですよ!
めっちゃめちゃエロくて」
そうなのか?
あんまり、見た事がない私は正直良く分からない。
「このヌルヌルした感じが、気持ちよさそうで・・・・」
そう言い掛けると、青島はなにやら押入れから何かを出してきた。
「こんなのDVD買ったら付いて来ちゃったんで使って見ませんか?」
青島が出してきたのは、ローション、手錠などなど・・・
いろんなモノを取り出してきた。
「いやだ。」
そんなもの使われでもしたら、愛があるとは思えなかった。
「ちょっとだけ・・・ねっ?」
もうすでに、戦闘体制に入っていた青島は私の服を脱がし始めた。
キスを何度も重ね、胸の突起を弄られる。
「あっ・・・」
気付くと、テレビの中の人と同じ事をされている。
「あっ・・・やだ・・・青島・・・あれと一緒じゃ・・・」
青島はリモコンでDVDのメニューで何かを選んだ。
さっき見ていた、ローションを使ったSEXが始まった。
「何・・・青島・・・冷たい・・・やっ・・・ぬるぬるする・・・」
青島もテレビの中と同じ様に私の身体にローションを塗りたくる。
ローションを塗られた身体を触られると、いつもと違う快感が体中を巡る。
「やだぁ・・・やめっ・・・・あぁっ・・・あっぁ・・・ひぁぁっ!!」
声を我慢できない。
口が開きっぱなしで声が次から次へと溢れだす。
もう、脳の伝達がうまく行かないらしい。
「ちょっとだけ、黙って・・・下さい。」
熱い舌が口の中を掻き回す。
逃げる舌を強く強く絡ませた。
「んっ・・・ンンッ・・・んうッ・・・やっ・・・」
呼吸が出来ず、放す唇を追いかけるようにむさぼられた。
「まだまだ・・・」
「ンンッ──・・・ぅっ・・・ふっ・・・ぅ・・・」
口の中を愛撫されながら、ローションを塗りたくられたペニスを同時に青島が触る。
「室井さんて、口の中も感じちゃうんですね」
青島が意地悪な笑みを浮かべる。
「もう、室井さんのこんなに先走り溢れさせてる・・・」
体の力が抜け切りされるがままになる自分の体。
青島に体を触られると、なんでこんなに興奮するんだろう。
普段の私は、淡白でそんなにしなくても大丈夫なのに・・・
青島に触れられると、体が自分の体じゃないみたいに
敏感に反応する。
私がボーっと青島にされるがままになっていると私の腕を掴んで後ろ手で手錠をかけてきた。
「なっ!青島!どういうつもりだ!こんなの取れっ!!」
再び、口を塞がれ私の感じる部分を執拗に攻め始めた。
「んんっ!!・・・んゃっ・・・!」
滑りやすい胸の突起を青島が指で弄り回して行く。
これだけで、私のは破裂寸前に高まって行く。
「青島っっ!!!!もうだめだっ!でるっ・・・でるっ!・・・!」
まだ、溢れさせている私のモノを
青島は口で強く吸い上げ、竿の部分を上下に扱きあげる。
手では陰嚢を揉みほぐし、硬く閉じた蕾を開こうとしている
そんなに激しく何箇所も弄られると
敏感になっている私の体は喜び、体をビクビクと振るわせる。
「今出したばかりなのに、もう喜んで硬くなってきましたよ?室井さんのココ。」
指先で私の尿道を指先でグリグリと攻め立てる。
「あぁっ!!!!」
「それにしても、眺めの良い格好ですね?
後ろ手に手錠しちゃったから、室井さんの自分で突き出しちゃって。」
「あ・・・・ちがぅっ・・・」
そう言われて、初めて自分がこんな格好をしていたと気付かされた
慌てて、ごろんと横たわる。
「ふふっ・・・可愛いね?室井さん」
青島は私に、キスを何度も繰り返した。
もう、頭ん中が真っ白で良く分からない。
唇を重ねながら、後ろの蕾の周りを指でなぞったかと思えば
青島の指が硬く閉じている蕾を二本の指で押し広げた。
「んんっっ!?」
「室井さん?こんなに、ココ柔らかくなって広がっちゃった
ほら、室井さんの指で俺がやったみたいに広げてみせて?」
私は、膝を折り曲げ後ろ手でおずおずと自分の両手の人差し指を蕾に一本ずつ挿れると
青島に見えるように、左右に開いた。
青島が嬉しそうに、穴を覗きこむ。
「凄くエロいよ。室井さん
いつも、あんなスーツを身に纏って
ビシッとしてる室井さんからは、全く想像もつかない
早く、このヒクついちゃってる所に俺のを挿れてあげたい!」
「あおしま・・・もっ・・・恥ずかしい・・・この穴にキミのを早く挿れてくれ・・・!!」
穴を左右に開き、青島にこんな恥ずかしい懇願をするなんて
今までの私では考えられない。
だけど、今は何でもいい。
早く青島ので満たして欲しいんだ。
「室井さんがそんな事言ってくれるなんて・・・夢見たい!!
俺も早く挿れてあげたいんだけど、まだ今日はこの穴の味見してないんだ」
そう言うと、私が開く穴に顔を近付けると
中を丹念に舐め始めた。
「あぁぁっ!!ダメ・・・ダ・・あおしまっ・・・また・・・でちゃうから・・・」
私が拒んでも、私の指と一緒に更に穴を広げられ
奥の方まで舐められている。
舐められてるだけなのに、私のモノは先走りを滴らせ
今にも先っぽが爆ぜそうに収縮を繰り返している。
しかし、達するまでには行かず・・・
せめて指で穴を弄って欲しい。なんて・・・
こんな事を考えてるなんて信じられない。
「あぁ・・・だめだって・・・あぁっ!」
「こんな自分で穴広げておねだりしてる室井さん、滅多にみれないから
写真に撮って残しておきたいよ」
青島が携帯で写真を撮る真似をする。
「やめ・・・次もおねだりするから・・・」
青島が優しく笑うと「楽しみにしてる」と耳元で囁いた。
「室井さん、舌で舐められるだけじゃ満足出来なくなってきたでしょ?
俺の挿れてあげますから。」
「も・・・おねが・・・」
青島は私をうつぶせにすると、後ろから激しく奥まで突き上げた。
「あぁーーーーっ!」
気を失いそうなほどに激しく、私の身体が溶けそうな程に熱く・・・
攻め立てられ、私は果てた。
青島は私の手錠を外しながら、申し訳なさそうな顔をして私にすがる。
犬のように耳を垂らしてしっぽを身体に隠して・・・そんな風に見えた。
思わず私は、そんな青島を簡単に許してしまっていた。
「ごめんなさい。手錠なんて持ち出して・・・」
「いいさ・・・人間隠された性格の中には、このような欲求を持っているものだ・・・
私だって、持っているかもしれない。
こうやって、青島になら泣かされてもいいと思っているかもしれない・・・」
そう言うと青島は、驚いた顔をして私を見た。
「なんだ?」
「いや・・・室井さんがそんな事言ってくれるなんて思ってなかったから・・・
平手打ち、もしくはグーで殴られると思ってました・・・」
青島は一気に気が抜けたのか、はぁ───っと深く息を吐き出した。
「そんな事はしないさ・・・私は結構な重症だ・・・こんな事まで許してしまうなんて・・・」
私は自分自身で呆れてしまった。
「俺も、かなりの重症だよ・・・こんなにも室井さんに惚れてるんだから」
そういって、二人で笑った。
青島だから許せる事。
私だから許せる事。
その二つが重なるから、二人の関係が成り立つのであって
それが無くしては、成り立たない関係
ずっと・・・続けて行きたい。
恥ずかしくて言えないけど・・・
愛してる・・・青島・・・。
END
2007/5/14
春夜
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