小スカがあります。
苦手な方はご注意下さい。







二夜の月


今日は、体育委員会の会議…という名の裏々々山までマラソンがあった為
授業の復習が出来なかった滝夜叉丸は、寝間着に着替えて眠る前に勉強している。

ほぼ終わりに近付いた頃、ぶるっと身震いをした。
特に寒いわけではない。
尿意を催したのだ。

「寝る前に厠に行くか…」
まだ、我慢できる程度だった為
授業の復習を終わらせてしまおうと我慢した。




それが…間違いの始まりだった。

復習も終わり、寝る前に厠に行こうと廊下をヒタヒタと歩いていくと
向こうの方に、見覚えのある白い影が見えた。

「おぉ!滝!今、滝の部屋に行くところだったんだ。」
その白い影は、七松小平太であった。

「あぁ、七松先輩。
私に何かご用でしたか。」

「そうなんだ。ヤりたくなってな、寝る前に滝とまぐわいにきた。」

「まぐっ!?七松先輩、シー!
声が大きいですよ!」

小平太は夜だということに気付き、はっとしたように両手で自分の口を押さえた。

「わかりました…」
こんな時の小平太に、滝夜叉丸は拒否権がない。
拒否したところで、引き下がる小平太ではないのだ。


「では、私は厠に行きたいので、厠に行ったら部屋に戻ります。先に私の部屋に…」
先に部屋に行って貰おうとした所
間髪入れずに小平太が話を遮った。

「ダメだ。厠に行ってるのを待っていられない。
私は、今すぐしたいのだ。」
小平太は、滝夜叉丸の寝間着をはだけ胸の突起にしゃぶりついた。

「ちょ!!
七松先輩…ま…っ…ここ…廊下…やめっ…ッん…」
しつこく胸の突起を舌先で弄ると陰茎は、血をたぎらせ下帯を持ち上げていく。
小平太に開発された身体は、快感に弱い。

「ま…て…ください…よ…。せめて、部屋に…」
完全に持ち上がった陰茎は、小平太の手によって下帯を外され夜風に晒される。
「うぁ!?」

「部屋まで待ってやるつもりだったが…待てなくなった。声を我慢しなさい。」
小平太は、寝間着の合わせをはだけ下帯をはだけると
そそり立ち、先から蜜の垂れている陰茎を舐めろと言わんばかりに滝夜叉丸の口に当てた。

「そんっ…ふ…ぅん…」

滝夜叉丸は、口に含み舌を這わせる。
態勢を替え、滝夜叉丸の腰を小平太の上に覆い被せると小平太は、
滝夜叉丸の陰茎を口に含み裏筋に舌を這わせ
昂らせていく。

「んんっ…んぁぁ…あぁ…」
小平太のを口に含んでいる為と、ここが廊下という事で声を必死に我慢するが
じゅぷじゅぷといやらしい音が耳を犯す度に、滝夜叉丸は甘い声が漏れそうになり、必死に小平太の陰茎をしゃぶる。

「んッ…んん、ッ…ぅ…」

滝夜叉丸の陰茎は小平太の口から解放されそよぐ夜風に触れると、
忘れ去っていた尿意が再び催された。

「ッ!…はぁ…七松先輩…私…厠に…行きた…」

「ダメだ!見ててあげるから、庭にしていいぞ」

髪を振り乱し、真っ青な顔をして首を横に振る。
「冗談は止して下さい!
意地でも、ここでは出来ません!」

「こまかいことは気にするな!」

「細かいことではありません!これは、完璧な私のプライドが許しません!」

滝夜叉丸は、凄い形相で小平太に詰め寄った。

「そ…そうか、わかった。
じゃあ、我慢したまま続きをしよう!」
そういって、強引に滝夜叉丸の腰を自分の口元に近付け
後孔を舌で愛撫し始めた。
「えぁ!…っや…かわ…やへ…」

再び厠に行きたいと言いたかった滝夜叉丸だったが
小平太は、もう話を聞いてくれそうになかった為
早く終わるように、手伝うしかなかった。

小平太は、陰茎を激しく扱きながら後孔をしつこく舌で舐め回す。
「ぁぁ、あっ…ッ…いぃ…」

指でも後孔の中を激しくかき回し、前立腺の裏を探り当てた。

「ひぁ!あああああぁ…!んん…ッ…ッ…」
思わず、大きな声が漏れてしまい慌てて唇を噛み締める。

「ん…?なんか、いつもより感度が良いな」
にやりと口端を上げて笑うと、舌舐めずりをした。

滝夜叉丸の後孔を容赦無く攻め立て、
袂に仕舞ってあった油を自分の陰茎に塗り付けると、
獣のように滝夜叉丸の背中に覆い被さり
後孔を熱い肉塊で押し開く。

「っぅぁあ…!!ッッんんん…ん…ッ」
滝夜叉丸が、声を漏らさないように後ろから口を手で押さえながら
激しく出し入れを繰り返す。

「う…ん…っ…ッ…うぅ」
くぐもった声が、押さえられた手の隙間から漏れる。

滝夜叉丸の耳に舌を差し入れ、穴を舐めてやると
ビクッと身体を震わせ、イヤイヤと、激しく抵抗するが
口元を手で押さえ込まれているため、逃げる事を許さない。
耳の中で、ぴちゃっ、くちゅ、と水音が響くため尿意が
我慢の限界へと近付いていく。

「んんんッ!!…っんんっ!」

「っん!?滝…凄い締め付けだ。
はぁ…いいぞ…直ぐに達してしまいそうだ。」
より一層激しく突かれる事によって、膀胱が刺激されて
達するより先に、漏らしてしまいそうな感覚に陥る。
身体を震わせ、陰茎の根本を押さえてみるが
尿意は、収まりそうにない。

『本当にマズイ…。
何に対しても完璧な私が、お漏らしなんて。
絶対に有り得ない!
でも…こんなに中から刺激されたら…』

「んん…!んん…ふぅ…!」
一生懸命抗議しても、押さえられた口からは甘い声にしか聞こえない。

「はぁ…はぁ…滝…
あぁ、小便がしたいと言ってたな。もう我慢の限界か?」

ようやく、この尿意が解放出来る喜びに甘い溜め息をつく。
安心感から、陰茎の根本を押さえる手を放した。

「は…はい…限界…です…もう…お願いします…
厠に…行かせてくださ…」
小平太が理解してくれた喜びに首を縦に振る。

「わかった。」
小平太は、滝夜叉丸の両膝裏を片腕で抱え上げて
小さい子供に小便をさせるように陰茎を掴み、
庭に向け上下に激しく扱いた。

「えっ…んぁぁぁ!あぁぁぁ!わかってない!」

「さぁ、出していいぞ!
我慢しなくていい、ほら思い切り出せ!」
下腹部をぐいぐいと押し、さらに後孔を激しく突き上げた。

「ぃやだ!…ゃめっ…下さいッ!!
ひぁ…!ぁぉねが…ぁあっ」

我慢しきれず、ちょろっと黄金水があふれ始めたかと思うと
弧を描きながら庭に勢い良く吐き出された。
ぴちゃんと水音が止み、数秒も経たない内に陰茎の先から白濁した液体が溢れた。
白濁した液体は、いつもの勢いはなく
ただ溢れてくるだけだった。

排尿の際、脚の爪先がピンと伸び、軽く痙攣すると後孔が強く収縮した。
それによって小平太も中に熱い液体を吐き出した。


「あ…ぅぁ…」
肩を上下させながら呼吸する滝夜叉丸は、身体をぐったりとさせている。


「せっかく、我慢していたのに出してしまったな」
嬉しそうにニヤニヤ笑みを浮かべながら、滝夜叉丸の顔を覗き込んだ。

頬を真っ赤に染めて、涙を浮かべていた。

「や…止めてくださいと申し上げたのに…。
な…七松先輩…の事…嫌いになりそうです…」


「私は、滝が好きだ!!」

「え…あの…」

「だから、私は滝が好きだ!!」

「私も…好きです…」


END

暴君な小平太に振り回される滝(笑)
そして、好きだと押し切られて負けちゃう滝(笑)
そんなカワイイ滝が大好きです!!


20110727
春夜