Valentine’s Day


「おい・・・・今日、うちに来いよ。」

俺は、初めて自分から桃城を家に誘った。

それは、あるモノを渡す為・・・・。

「マジ?行っていいの!じゃあ、行く行く♪」

「じゃあ、部活終わったら・・・・」

「おう!!」


嬉しそうに笑うアイツの顔見てたら、やっぱり恥ずかしくなってきて・・・

でも、もう言っちゃったから、そのまま黙って部活に向かった。









「はぁー・・・やっと終わったぜ♪」

「あぁ」

「楽しみだ、海堂が自分から誘ってくれた事なんてないからさ」

「あ・・・あぁ・・・じゃあ、着替えて、行こう」

俺は、部活が終わってから鼓動が早まるばかりだ。

周りに音が聞こえそうなくらい、ドキドキしてる。


桃城を自分から家に呼ぶ、そんなの初めてだから(家に来た事はあるけど)

これから、起こる事を想像して心臓が壊れそうだ。


「よし!行くか。」

俺は、黙って頷いた。






「どうしたんだよ。今日、珍しいじゃん。家に誘ってくれるなんて。」

「うん、今日・・・桃に、渡したいものがあって。」

「えっ?なになに?」

こいつは、毎回毎回、無邪気に笑う。

「今は、まだ内緒・・・」

「えー。気になるけど・・・まっ、いっか。楽しみだなv」

また、ニコッと笑って学校からの帰り道、手を繋いで帰った。




「どうぞ・・・」

俺は、自分の部屋に桃を通した。

「おう!で、渡したいものって・・・・」

机の上にあった、箱を桃城に突きつけた。

「な・・・・サンキュ・・・これ・・・開けてもいいか?」

俺は、恥ずかしくなって桃城に背を向けた。

「開けるぞ?」
箱の包装を解いて、箱を開けるとその中には

「これ・・・チョコレート・・・・」

「今日、バレンタインだから・・・・」


「あ・・・・嬉しい・・・くれると思ってなかったから。サンキュな・・・薫」

俺は、後ろから桃に抱き締められた。

「もっ・・・桃・・・」

「んっ・・・ふっ・・・」

甘いキスをされ、俺達はベットで絡み合う。

「あっ・・・んっ・・・」

桃は、俺の感じる所を良く知っている為、そこばっかり攻める。


「ももっ・・・またっ・・・イッ・・・おかしくなる!!!やぁっぁ!!!」

「ふっぅ・・・はぁっ・・・はぁっ・・・」

俺は、あっちこっちを攻められイかされまくった。

「ももっ・・・こんなに、体力持たない・・・・」

「そうだよな?4回もイッちゃってたら・・・」

アイツは、いつもこういう時、意地悪く笑う。

俺は、その笑顔に逆らえない。

「ばかっ・・・・もう・・挿れてっ・・・・」

俺は、我慢が出来なくなって、いつもの様にお願いをした。

毎回、これをやらされる。

お願いをしないと、桃が限界にならないと挿れてくれない。


だから、俺は恥ずかしい思いをしながら・・・・アイツにお願いをする。

「いいよ。挿れてあげる・・・いくよ・・・」


「んっ・・・くっぅ・・・いいっ・・・あぁぁっ・・・はぁ・・はぁ・・・」v

「んっ・・・くぅ・・・薫・・・イイか?」


「ぅん・・・イイ・・・イイ・・・ももっ・・・もっ・・・イクッ・・・」

「あぁ・・・俺もっ・・・っぅ・・・!!」

たぶん、一緒くらいに俺と桃はイッた。

「はぁ・・・はぁ・・・どう?良かった?」

俺は、黙って頷いた。

「マジで、嬉しいバレンタインになったぜ。ありがとなv」

「俺からも、チョコじゃないけど・・・」

俺にキスをした。











「好きだ・・・・・」


そう、小さく呟いて。



END




日にち過ぎまくりの、バレンタイン話でした(笑)
もう、三月入っちゃってるよ(爆)
でも、まっいっか。
書きたくなったので、書いてみました♪(笑)

明月春夜
2003.3.3