■桃城×海堂■
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ドラッグ
俺は、あいつに依存している。
たちの悪いドラッグみたいだ。
すべてが、あいつに染められ自分の中で大きな存在となる。
毎日繰り返されるメール・・・・
授業中でも、休み時間でも暇さえあれば繰り返された。
一日中繰り返されて、部活で会った時にやっと終わる。
そこで、さっきまでしていたメールの内容を話して笑って
部活の間も色々な話で盛り上がって、部長に怒られる事もあって
やっぱり、言い合いになって文句を言いながらグランドを走る。
でも、やっぱりそれも楽しくて結構嬉しかったりする。
だけど、絶対にあいつには言わない。
部活が終わってからも、殆どはあまり喋らないで帰る事の方が多いけど
話が盛り上がった日は、たくさん話しながら帰る。
あいつと話すのは楽しい。
喋らなくても、黙って手を繋いで時々目が合ったりして・・・・笑ったり・・・
そんなのでも、全然いい。
あいつの存在自体が、俺を楽しませるんだ。
あいつがいなかったら・・・・。
俺は、学校に来ていなかったかもしれない。
毎日毎日変わらなくて、授業が終わったら部活に行って。
それだけが今までは楽しみで、部活が無いと分かっている日は
学校に行くのがとても嫌だった。
でも、あいつと知り合ってから・・・・
毎日は変わった。
毎日何が起こるか分からなくて、ワクワクして
あいつと話ができるのが楽しくて仕方が無かった。
あいつと話している時間が止まればいいとすら、思ったくらいだから。
でも、授業5分前の予鈴が鳴るとそれは終わりを告げる。
俺の教室から、あいつは出て行く。
「あとで、メールするから!」
と言いながら・・・
その一言で、俺は嬉しくなる。
その言葉が無かったりすると隣のクラスなのに、すごく淋しくて
落ち込むんだけど、やっぱりあいつと話したくてメールを送る。
そうすると、必ず『送ってくれると思ってた』と必ず帰ってくる。
そう、結局はあいつの思惑にハマっているんだ。
何だかんだ言って、毎日メールして一緒に部活に出て一緒に帰って・・・・
こんな毎日がずっと続けばいいと願っていた。
高校に行ったら、今度は隣じゃなくて同じクラスになれたらいいな・・・とか。
同じ部活にまた、入れるかな・・・とか。
この関係が続けられたらいいな・・・・とか。
あいつの・・・・・特別が・・・・ずっと・・・俺であって欲しい・・・とか・・・・
全てが永遠だったらいいのに・・・・。
END
はい。桃海でした!
面白かったでしょうかね?
謎ですが・・・・シリアスだし(笑)
「あいつ」と「俺」としか、表現していないので
『俺』が海堂なのか、桃城なのかわからないし、『あいつ』が海堂だか桃城だか分かりません(笑)
いやーこれ、かなりお気に入りなんですけど(笑)
自分で書いといて、最後の方めっちゃ好きだわ〜とか思っちゃったりしました(笑)
これ・・・・実は、実話(←シャレじゃないです/笑)だったりします。
俺と海の日常(笑)
まぁ、ところどころ違うところはありますよ?
でも毎日メールして部活でその内容を話して笑って・・・・。
しかし、俺が部長だったので怒られはしませんでしたけど(笑)
明月 春夜
2003.6.10
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