パソコン室
-6-

「やっ・・・もっ・・・」

息も続かず羞恥心に唇を噛み締める。

「っ・・・イかせて・・・」

涙が今にも溢れそうな瞳で桃城を見上げる。

「やだ。してよ。そしたらイかせてやるって」

そう言って海堂のモノをくわえなおす。

「っ・・・わかった・・・から・・・はなし・・・て・・・」

とぎれとぎれの口調になりながらも、桃城に放すように腕に弱いながらも力を入れる。

「じゃぁして?オレに良く見えるように」

桃城の言った格好になるように促す。

「っ・・・」

それでも身体は火照ったままの状態で少し動くだけでも神経が全てソコに集中して

いるため痛いくらいに表情をゆがめる。

海堂はゆっくりと桃城の言葉通り真っ赤になりながらも、足と手をベッドにつける。

おずおずと桃城の方へ尻を向ける海堂が可愛くてしかたなかった。

「・・・挿・・・れて・・・」

瞳をギュッと閉じた海堂は羞恥心と戦いながら桃城の望む言葉を口にした。

「良く言えました。約束通りイかせてあげるよ」

海堂のソコに自分のモノをあてがう。

「っぅ・・・」

その瞬間、いつもの快楽の前の痛みを予測して体が強張る。

「くっ・・・ちゃんとほぐれてる・・・」

喘ぎながら呟いた。

「あっ・・あっ・・ハァッ・・・んぅっ・・桃っ・・・」

さらに淫らに乱れていく海堂は自分からも腰を揺らし快楽をむさぼる。

「いいぜ薫・・・その調子でもっと自分のイイとこに当てるように動いて?」

海堂の腰を支えて動きやすいように体勢を整える。

「あっ・・・ぁンっ・・・ひぁっ・・・もっだめイ・・・くぅっ」

動きが次第にスピードを増していく。

桃城は、体位を向き合った形に直すと、海堂を腕に抱いた。

「好きだよ、薫・・・」

桃城の優しい囁きに海堂は溺れた。

「んっ・・・あぁっ・・・オレもっ・・・あぁっ・・・・・」

海堂は桃城とほぼ同時に熱を解き放った。

「大丈夫か?薫・・・」

桃城の下でぐったりとしている海堂に話し掛ける。

「ん・・・」

呼吸を整えながらゆっくり目を開け、桃城と目線を絡ませる。

そしてもう一度目を閉じて桃城の首に腕を絡める。

腕の中に桃城の体温を感じ安心感が海堂を支配する。

「薫・・・」

海堂を抱きしめ返す。

重なり合いながら同じ速さの鼓動で2人のキモチは一緒だった。

「薫・・・好きだよ・・・。あんまり言わないから照れくさいな」

ハハッと恥ずかしそうに笑った。

「ふっ・・・ばか」

海堂は桃城から見えない腕の中で嬉しそうに微笑んだ。

海堂の頭を自分の胸に押し付けると

「ずっとこのままで居たい」

と小さな声で呟いた。

「・・・ん」

海堂も小さく小さく頷くとギュっと桃城の背中に回した手に力を入れた。

「なぁ・・・薫・・・」

呼ばれてふと顔を上げると、桃城のが近づいてきてそっとキスをした。

まぶたの裏に桃城のキスをする直前の顔が浮かぶ。

伏せ目がちに開きながら閉じられていく瞳、優しい唇。

「ん・・・」

やわらかい唇が重なり合うと位置を変えながら何回もキスを続ける。

桃城は少し開いた唇の隙間から舌を入れると起用に舌で海堂の口の中を全部舐め回し

愛撫するように舌を吸った。

「ふっ・・・ん・・・」

桃城の舌の動きに戸惑を感じながらもゆっくりその舌に応じ絡ませて行く。

海堂のモノを手のひらで包み込んで擦るように撫で回した。

桃城の唇が首筋を這う。

「っちょ・・・あっ・・・まって・・・ま・・・まだやるの・・・か?」

イった直後で敏感になっているソレは桃城の手に触られてピクンと反応している。

「やめてもいいけど、つらくないか?そこ・・・」

桃城の視線に顔を真っ赤にする。

「・・・ひど・・・」

”触るお前が悪い”とでもいうような表情をするが

熱を帯び始めたソレは留まる気配はなく、海堂は欲望に勝てず

桃城の行為に同意した。

「挿れるぞ・・・」


桃城は幸せそうに目を閉じて、自分自身を押し沈めた。

「いいよ・・・薫の中・・・」

桃城が快感を堪えながら呟く。

しかし沈めるほどにその押さえは効かなくなって徐々に荒っぽさを増していった。

「あっ・・・んっ・・・あっあっ・・あぁっ・・・やっ・・・も・・・」

深く強く突かれ喘ぎも早くなる。

そして海堂は早くも限界に上り詰めていた。

「もっ・・・オレも我慢できない・・・」

「も・・・だめ・・・桃ぉ・・・っ!!」

激しく奥まで突かれ2人は勢いよく白い液体を吐き出した。

「はぁ・・・はぁ・・・」

つかれきったようにベッドへ沈み込む海堂。

「さすがにちょっと疲れたな?」

桃城も息が少し上がっている。

「お前・・・元気すぎ・・・」

腕を額に当てて呼吸を整える。

「しかたないだろ。薫の色っぽい顔見せられたら我慢できなくなったんだよ」

恥ずかしそうに海堂に背を向けた。

「・・・冗談キツ」

苦笑いしながら海堂はベッドから起き上がり背を向けた桃城の背に自分の背を合わせた。

「・・・薫・・・シャワー浴びにいこうか?」

海堂に提案する。

「・・・そうだな」

海堂は自分の身体をチラッと見てから苦笑いした。

「立てるか?」

海堂を気遣う桃城に胸が鳴る。