HappyHappyBirthday 2
振り払った海堂の手が勢いよく机の上の箱にぶつかり、そのまま床に落ちる。
パリンっと箱の中でものが壊れる音がした。
「あ・・・」
海堂の動きが止まる。
「うわっ!!何すんだよ!これ・・・絶対壊れたよな・・・壊れる音したし・・・」
はぁ・・・と溜息をついて小さな箱を拾い、軽く振ってみるとカシャカシャと硝子がぶつかり合った音がした。
「おい!!どうしてくれんだよ!これ!せっかく喜ぶ顔が見たくて心を込めて作ったのに・・・」
怒りに任せて海堂をベットに押し倒す。
「絶対に許さないからな!!」
海堂が動けないように手首と足首を一緒に縛り付けていく。
そして、足を開かせた格好にした。
「っ・・・やっ!?・・・てめっ放せ!」
すでにベットに押しつけられながらも抵抗する。
「心込めて作ったって・・・やっぱり俺・・・以外に・・・」
力任せで卑怯だと思いつつ、思わず涙が出そうになるのをこらえる。
「今更、抵抗したって無駄だって。少し大人しくしてな!」
海堂のワイシャツのボタンを一つまた一つと外していく。
そしてズボンにも手をかけ、下にはいてるトランクスも一緒に脱がした。
「俺は・・・ずっと薫だけだよ・・・。あれは貰った物じゃない。信じてくれ・・・」
それだけ言うと小さな箱について何も喋らなくなった。
「うそっ・・・・やめっ・・・手・・・ほどけよっ!」
身にまとうものをなくした海堂は真っ赤になりながら抵抗する。
「ほどくわけないだろ?これは、お仕置きなんだから。」
にっこりと恐ろしい位の笑顔を見せた。
微笑をしながら、ベットの下のダンボールを漁る。
あったという桃城の手にあるのは少し太めのバイブだった。
いわゆる、大人のおもちゃである。
「っ!?・・・な・・・なんで、そんなもん・・・」
最後の方は聞こえないくらい小さい声で話す海堂の顔は青ざめていた。
「ああ・・・この前、乾先輩んち行って来たんだ。そしたら、彼女にでも使ってやれってくれた。」
彼氏だけどなと笑った。
「っ乾・・・せん・・・ぱ・・・い!?」
桃城はローションを塗り海堂の開かれた足の中心の蕾に無理矢理押し込んだ。
「・・・ひぁぁっっ・・・ヤメ・・・あっ・・・あぅっ・・・」
無理矢理入れられたソレは慣らされていない海堂にとっては、つらいものでしかなかった。
痛がる海堂のソコに、さっき下から持ってきた、
フルーツポンチの中身のゼリーやフルーツをバイブと一緒に入れていく。
目一杯までいれて、もう、一つも入りそうにないそこに、
フルーツポンチを冷やしていた小さな氷を一つまた一つと挿れていく。
「ひぁぁっ・・・ヤダっ・・・やめてっ・・・桃っ・・・」
桃城の行為に恐怖感でいっぱいになる。
「口では嫌がっていても、体は嫌がってないみたいだ。ここ・・・ヒクヒクしてるもんな?もっと欲しいって」
怖い笑みを浮かべて、バイブのスイッチを『強』にした。
「あっ・・・!?あぁっ・・・アッ・・・ンッ・・・桃っ」
海堂の目から涙が落ちる。必死に堪えようと目を堅く閉じるが閉じた目から涙が止めどなくあふれる。
忘れてた・・・とつぶやくと、またベットの下のダンボールからペニスバンドを取り出した。
「しばらくイけないかもな」
ニヤリと笑って海堂のペニスにきつく止めた。
「んっ・・・くぅ・・・やぁ・・・」
海堂は、体験したことのない行為におびえる。
「さて、そのままじっとしてろよ?」
そういって桃城は部屋から出ていった。
「えっ・・・・はぁっ・・・はぁっ・・・桃!?・・まって・・・」
とぎれとぎれの息で桃城を呼び止めようとするがドアの閉まる音がする。
と共に、海堂の息づかいだけが部屋に響く。
「はっ・・・くうぅ・・・んっ・・・もっ・・・桃っっ・・・」
広げられた海堂の足には溶け始めた氷の水が伝う。
イけない苦痛に意識が朦朧とし始めた頃
ドアの開く音がして桃城が部屋に戻ってきた。
「大丈夫?つらそうだな・・・そこ」
笑いながら半分出かけている、バイブをまた、奥まで突き入れる。
「あぁっっ・・・ふっ・・・くぅっ・・・おねがいっ・・出して」
イけないもどかしさと、苦痛に耐えきれず懇願する。
「仕方ないな・・・抜いてあげるよ」
冷酷に笑いながら海堂の中に入っていたバイブを抜いた。
そして一回部屋を出ていった時に持ってきたこんぺい糖を、まだヒクついているそこに
一つずつ一杯になるまで挿れていく。
「んあっ・・・はぁっ・・・はぁっ・・・あっっ・・・」
微妙な刺激にピクンと反応する。
「イイんだ・・・。こんなの入れられて感じてるなんて、薫も好きものだな?」
桃城は微笑を浮かべながら袋に残っているこんぺい糖を挿れている。
こんぺい糖が中の壁を刺激して海堂は気がおかしくなりそうだった。
「うっ・・・・やっ・・・桃っ外して・・・おねがっ・・・」
海堂の中で吐き出し口を失ったものが、暴れ狂う。
呼吸も激しくなっている。
「まだだよ?俺、まだ何もしてもらってないけど?」
そう言うと、桃城は自分の物をズボンから取り出して、海堂のそこにあてがった。
「やっ・・・無理っ・・やめ・・・・」
中には先ほど入れられたフルーツやこんぺい糖が一杯に入れられているため海堂は、恐怖感で顔が引きつる。
「無理じゃなくて、出来なくてもやれ!ってこの前も言ったばかりだろ?」
桃城は言い終わるか終わらない位の時に海堂のアナルを押し広げ一気に根元まで押し入れた。
「うわっ・・・・中すげー感触・・・ゼリーのせいで滑りが良くなってるみたいだし、
動かすたび、こんぺい糖が刺激していい・・・」
動きながら中の感触を喋る桃城に海堂は赤面して声を出さないように唇をかみしめている。
「っ・・・ふっ・・・んんっ・・・ふぁっ」
一生懸命かみしめるが端から声がもれる。
「・・・くっ、おまえのイイとこってここだろ?」
海堂の一番感じるところを思いきり攻めてくる。
「っひぁぁぁっ・・・!」
強く突かれ声が出てしまう。
「はっ・・・ももっ・・・うでっ・・・外してっ・・・もっと、傍に行きたい。」
「分かった・・・」
海堂の体から離れて足首に縛られていたロープを取った。
「はっ・・・んっ・・・」
足と手が離れ、そのまま海堂は桃城の首に腕を絡め抱きついた。
「かおる・・・続けるぜ・・・」
そう言って、もう一度こんぺい糖やゼリーの挿いっているソコに奥深く突き入れた。
「ひっ・・・ひぁぁっ・・・桃っ・・・もっやだっ・・・」
イけないもどかしさと、違和感で訳が分からなくなっていた。
中のゼリーの音が海堂の耳を犯していく。
「なか・・・すげ・・・イイ。もう、イきそうだ・・・」
桃城も海堂のあえぎ声や音に酔いしれていた。
「やっ・・・んんっ・・・アァっ・・・だめっ・・・桃、外してっ・・・」
桃城の手を掴もうとするが力が入らない。
「くっ・・・だめだ・・・俺も限界・・・・外すよ?」
海堂のペニスに巻かれているバンドを外すとピストンを始めた。
「アッ・・・んっ、あぁっ・・・」
桃城の動きに背中を仰け反らせる。
「桃・・・も・・・・・・っ」
「薫・・・いく・・・っ」
絶対的な快楽に呑まれ、桃城たちは、同時にイった。
それと同時に海堂は気を失った。
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